全国の中でも三本の指に入る良質な源泉とされる、下呂温泉。古い文献では、京都五山相国寺の詩僧・万里集九(1948~不明)が詩文集「梅花無尽蔵」にて、
「本邦六十余州、毎州有霊場其最者上野之草津、 津陽之有馬、飛州之湯島(下呂温泉のこと)是三處也」
と書き記しています。 江戸時代には、徳川家康から4代にわたり幕府に仕えた儒学者・林羅山(1583~1657年)も、詩集巻第三、紀行三、有馬山温泉の中で追随。 昔から多くの人々を癒し続けてきたのです。
下呂に伝わる、薬師如来の伝説。
かつて薬師如来が、傷ついた一羽の白鷺に姿を変え、益田川で傷を癒していたと言われています。
いつも同じ場所に舞い降りるのを不思議に思った村人が、その場所に近づくと、温泉が湧き出ていたのだとか。
現在では、白鷺が飛び立って羽を休めた松の根元にあった薬師如来像は、温泉寺に安置されています。
湯本館は、大浴場だけでなく、それぞれのお部屋、その他お湯の出るところは全てが下呂温泉。
とくに大浴場では、循環式ではなく掛け流しの温泉にこだわり、加水・加温もせずゆっくり適温まで冷ましているため、自然から湧き出たそのままの状態でお楽しみいただけます。
お風呂は源泉100%、泉質も良く、入浴後はすべすべの肌触りに。
湯めぐりをする方々からも、ご好評いただいております。
あくまでこちらは一般的な方法です。
健康状態を把握の上、無理せず、自分のペースでお楽しみください。